【バイク】SUZUKI RF900R タンクへこみ修理(心の凹みも解決)

バイク
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ああああ、バイクがぁぁぁぁぁ~

また【余計な事をしてしまった】。。。。

なんか前輪から音がする。しかし前輪を【空回り】させる道具がない。スタンドを買うべきかどうか随分悩んだけど、そんなしょっちゅう使う事もないし、【右】フォークの下にゴム敷いてジャッキで持ち上げようと考えた。しかし少し浮いたところでハンドルが切れちゃうんで、「こりゃあかん」と思い、【右】のフォークではなく【左】フォークに変えて再トライ。ああ、なぜ【左】フォークにジャッキで上げようと考えたのか。。。。。バイク乗りならすぐ分かりますね。そう、スタンドも左にありますね。当たり前のようにバイクが傾き、「あっ」と思っても後の祭り。。。英語でAfter Festival と言うんやろか? 近くにあった柱にバイクが激突、それもタンクのど真ん中! 「あぁぁぁぁ~」もう声も出ませんね。。。。

デントリペアーキットの出番です

上が一回目のプラスチック製、下が第二弾のアルミ製

$1500 (約10万円)で買ったバイクに$1000も掛けてタンク修理は出来ない。早速ググったところ、自分で修理できる【デントリペアーキット】なるものがある。まずとにかく安く修理しようと、$5(400円)くらいのアーチ部がプラスチックのキットを購入。真ん中のビットの先端にグルー(のり)を付けて凹み部分を引っ張る方法。しかしグルー(のり)のタンクを引っ張る力が意外と強いため、タンクが盛り上がる前にアーチが曲がり、思ったより使えないと判明。

そこで、第二弾として一回目の反省を踏まえ、アルミ製ブラケットのキットを新たに購入したところぐんぐんタンクをひっぱるぢゃないですか!!!

セットするときに真ん中のボルトに対してブラケットは水平にしないとビットが折れる (写真は水平になっている良い例)

しかしこの修復作業は非常に時間が掛かる。まずビットを付ける所をアルコールで拭いて脱脂をして、ビットにたっぷりグルーを付けて【5分】待つ。この時間が短いとグルーがすぐに剥がれてしまうので最低5分。しかしボーとするのももったいないのでウエスでゴシゴシ掃除をしたり、今まで気になったところを修理したり。

そしてぎしぎしと真ん中のボルトを回していくが、結構固い。ワシはペンチを使って回してました。そしてある瞬間「パンっ」とか言ってブラケットが落ちる。タンクへこみが戻った瞬間。ワシの場合は変に縦長にへっこんだので補修が難しく、完璧にならんかったけど、少しの凹みやったらこれで十分いけるんちゃうかな?と思う(個人的な感想)。しかしワシの補修の場合は縦にベコ~と凹んだんで、10回以上付けては引張りの繰り返し。時間がめちゃ掛かりました。

ビットが折れたの図。でもグルーとタンクの間にコテみたいので少し隙間を作ってアルコールを入れればペロッと取れます
もうここらでええやろ、の図
約1000円でここまで修理できてよかったの図
最後にタッチアップしました

じつわ、Youtubeを見て内側から押す道具があったので自作してみました。しかしタンクって思ったより硬く、この棒の方が曲がってしまい、全く使えなかったことをおまけに報告しときます。

確か6か8㎜のスチール棒。全く役に立ちませんでした。

まとめ

  • デントリペアキットはアルミのブラケットの方が引っ張り力がある。
  • 1回目のキットで【8分以上付けるな=8分で作業を終えろ】と書いていたが、3分だと粘着は弱いので最低5分は必要と個人的に思う。もしビットが引っ付いてもアルコールでぺろっと取れます。
  • グルーガンの予熱はしっかりと。グルー(のり)の温度が低いとすぐに剥がれます。最低でもグルーガンは使用前に5分以上予熱する。「とろっ」とするまで。
  • グルー(のり)の予備はしっかり準備する事。ビットが大きいやつだと1-2回分でグルー(のり)1本使います。
  • 一回づつ5分以上待たなくてはいけないので、デントリペアーするならばバイク整備中か掃除中がベスト。ウエスを近くに置いとけば待っている間にバイクはピカピカ。
  • タンクが浮き上がったら「ボンッ」という音とともにブラケットが取れます。この音が結構怖い。心臓が弱い人、尿漏れ気味の人は気を付けた方がいい。
  • ブラケットは必ず水平にして装着。斜めにしたらビットが折れる。
  • グルーがタンクにくっついても大丈夫。アルコールですぐに取れます。
  • 塗装が剥げたところはやらない方がいい。更に塗装がもっと剥がれるだけ。塗装が剥げた凹みはあきらめる事。
  • 多分ワシみたいなV字凹みの修理は難しいと思うけど、ドアがボディに当たったような丸い凹みには結構いけると思う。(個人的な感想)
  • 凹みがひどい場合は完了後、あまり近くで見たり、光の反射を気にしてはいけない。達成感のみを味わう事。

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