合格の後
2018年に【56歳でなんとか電験三種に合格】した。現在57歳なんで転職に活かそうという気はあまりない。努めている会社は太陽光発電の架台(フレーム)を販売している会社なので、実際の仕事の中で電験三種の資格が活かされる事は今のところあまりない。しかし、人生どう転ぶかは誰にも分からない。。。
電験三種の資格を取って良かった事
①お客さんから褒められて気持ちがいい。
太陽光業界において電験三種は【太陽光発電所の管理者】という事もあり、業界の人は【電験三種は難しい】と知っている。そのため、名刺に【 第三種電気主任技術者 】と書いていると、時々「へえ~、持ってられるんですかあ~」とか、「凄いですねえ~」とか言われ、超気持ちいい。
②社内でもちょい尊敬。
会社内でも受験していた事は超極秘にしていた。早朝5時には起きなければならなかったので、残業は殆どしなかった(できなかった)ので、上司から「早く帰れて良いねえ~」の嫌味を3年間ぐっと堪えていた(海外勤務ですが上司は日本人)。今ではそんな嫌味上司も「社内で唯一電験三種持っている」と掌を返しておだててくる。これも意外と気持ちいい。
③会社の評判向上にも役立っている(と思う)。
努めている会社の規模はそんなに大きくないが、人数が少ない分「有資格者」がいる=しっかりした会社、のようなイメージがあるので、微力ながら会社のイメージにも貢献しているかな?と思う。以前、全然面識のないお客さんから「オーストラリアじいじさん、電験三種もってるんだって?」と言われた際、「ああ、社内の誰かがワシの事を商談に使ってるんや」と思った。
④この資格でなんとか定年まで食いつなげるかも。
【太陽光発電の10年問題】というのがあり、現在この業界内では「太陽光の売電契約が10年で切れる=売電するより電池を使って自家消費する」、というトレンドになりつつある。【太陽光発電用蓄電池】商売が徐々に広がりつつあり、勤めている会社でも【太陽光発電用蓄電池】の検討が始まった。そのため、社内で唯一【電験三種の資格】を持っているので、いろいろ仕事が回ってくるようになった。会社で「頼られる」事くらい、嬉しい事はない。資格取って良かったと思う。
⑤隙間時間のマネージメントがうまくなった。
これは資格を取ったからと言うよりも、資格を取るために勉強していた時に身についた事。受験前まではダラダラとFacebookを見てたり、Webサーフィンしたり、トイレで30分も漫画を読んだりと、本当にダラダラしていた。受験で「勉強時間を記録管理」するようになってから、ダラダラした時間を思いっきり削減し、隙間時間には「やらなくてはいけない事」を処理し、出来るだけ固まった時間を使って勉強していた。これは良い癖がついて良かったと思う。もうジイジなので、今後も時間は有意義に使いたいと思う。このブログ書く時間は有意義な時間。
⑥棺桶に入る前に後悔しなさそう
もしかしたら、これが一番の「3年間合格まで頑張ったエネルギーの元」だったかも知れない。やはり、「ああ、電験三種取りたかった。。。」と思いながら死にたくないので頑張ったと思う。人生、何事にも後悔はしたくないんで。。。。
困った事
①実はもうほとんど忘れている。。。。
上述で「頼られている」と書いたが、実は電験三種の勉強内容はほぼ忘れている。あれだけ電卓を叩きまくったLCR直列、並列の計算もすっかり忘却の彼方へ。。。。。。「モーター始動はYから⊿? ⊿からYだっけ?」状態。多分、もし勤務しているのが電気工事関係の会社であれば、【その知識を生かして更に高みへ】みたいな風になっていたかもしれないが、日常あまり使う事がないとジイジという事もあり、すっかり忘れている。会社には内緒ですが蓄電池の仕事も、半分はったりかましながらこなしている日々です。
まとめ
- 電験三種の資格を取れば棺桶に入る前に後悔しなさそう。
- 若い人ならば就職もバッチリやと思う。(電験三種の記事書くとAdsenseに就職記事が多数でる)
- はったりが効く。
- 人から褒められる。正直気持ちいい。
- 人から頼られる。これも生きていくうえで大事。
- 受験を乗り切ると大きな自信となり、その自信がいろんな事に良い影響を及ぼす。ワシも試験に合格した時に思ったのは「人間、時間を掛ければある程度はなんでも乗り切れる」と思うようになった。
- 時間管理がうまくなる。人生の中でダラダラとした無駄な時間を削減できる。(しかし経験はどんな事でも無駄な事はない)
他の人もみんな頭抱えて勉強しているはずですよおお~! がんばれ~!