【電験三種】56歳、3年掛けて電験三種合格 ⑧ 2017年  2回目の試験 玉砕の思ひで

電験三種
この記事は約4分で読めます。

【法規】のみ合格

この記事を書いてると、あの暗黒の日々を思ひだす。。。。今までのワシの人生はほとんど【2回目はOK】の人生やった。だいたい1回目は高をくくり、それを猛省して2回目はOKという人生やった。しかし。。。。

2017年 電験3種 2度目の不合格 【法規のみ合格】 延べ 1,911 時間 費やした。。。。

電験3種受験1年目はネットで【速報】が当日に出るとは知らなかったが、2年目は受験当日に【速報】で自己採点をした。速報は受験当日夜には発表される。受験終了後若干時間があるので、まずは1年間の自分にご褒美という事でマッサージに行き、精神的にリラックスした万全の状態で速報を待った。そして、いよいよ速報が発表され、持ち帰った試験問題を見ながら、点数計算。。。まずは自信のあった法規から。「よっしゃー!」、機械「えっ!」、理論「えっ!」。。。。。嘘やろ。。。。。念のため他社の速報も見てみた。。。「あぁ」。。。。

ここ1年のあの暑い日々、寒い日々で勉強していた自分を思い出した。。。。(泣)

kororoさんによるイラストACからのイラスト 

今回、法規は徹底的に「計算式対策」を行った。漏れ電流の計算は超完璧やった。前回法規は「暗記」で乗り越えれると思って失敗したんで今回は【計算式対策】ができて良かった。しかし、【機械】と【理論】はあと1問に泣いた。それも最後に見直して正=>誤にしてしまった、という泣くに泣けない事をしてしまった。。。「あの時 なんで見直してんやろ」。。。最終的に点数が50か55点やったか、今は覚えていないがとにかく2科目とも【あと1問】の前に玉砕した。原因は受験前に薄々感じていた問題からの【逃げ】

難しい問題に直面すると「多分出ないやろ」と逃げていた

とにかく記憶力が衰える50歳代での勉強は大変で、覚えても覚えてもランボルギーニ級に猛スピードで忘れる。参考書で確認し、「パタッ」と本閉じた瞬間忘れてるし、公式覚えた途端に女房の枝葉が多い話を聞いて、どこまで勉強したか分からなくなったり。。。。とにかく時間がなく、やってもやっても追いつかない。余談だが中学1年の時にアマ無線の資格を取った。まだ指数、ルートを習う前に共振周波数の公式を覚え、40年後の今でもスラスラ言えるくらい「若い時の記憶力はすごい」と40年前の自分に関心。

いつしか「理解を深める」のではなく「何回問題を解いたか」の質より量となっていた

2年目は合計 911時間。。。。

1年目の受験で不合格になったので【汗をかかなあかん】という事でとにかく過去問題をやりまくり、できるだけ紙とペン、電卓を使って【汗をかいていたつもりだが、難しいのは端折っていた】。 特にLCRの並列、直列は計算が面倒くさいので【回答をなぞって分かったつもりになっていた】

また本来ならば勉強時間の管理をする【時間の可視化】が逆に「時間を計上する事に重きを置く」という、全く本末転倒の状態に近くなっていた。しかし当時は余裕がなく「目標時間を達成しないと落ちる」という自分で自分に暗示をかけ過ぎた。

ネットで見つけた誰かの電験3種証書 眺めて励みにしていた

まとめ【3年目に向けての心構え】

  1. 自分にとって苦手な問題でも試験に出るときは出る。逃げてはいけない。
  2. でもあまり苦手な問題ばっかりやっていると勉強が進まないので、そこは自分で何とかする。(あまり助言になってませんが)
  3. 時間管理を気にするあまり勉強内容が「質より量」と知らないうちになっていた。2回目受験の猛省点。
  4. 分からない、という事をほったらかしにしない。一問一問の積み上げに合格ラインがある。
  5. 簡単な問題でも「理解している」事が大事。ひねっても答えられるか? 複数の似た問題でも回答できるか? を確認しておく。
  6. 簡単な問題でも難しい問題でも一問は一問。取れるもんは取っていく気持ちが大事。
  7. 流石に3年目はモチベーション維持が大事。これは自分との闘い。ワシの場合は「誰かの電験3種の証書画像」をネットで入手して、自分の名前を書いて、モチベーションが下がりそうになったら見ては励みにしていた。55歳のおやぢでもこんな恥ずかしい事してた。
  8. 2年目の受験の時、「法規」の試験時間になると「どどどどっ」と受験生が増えた。意外と「法規を落としている人は多い」というのを実感。逆に言えばワシは2年めで法規が取れて良かった。「法規」はできたら最初の頃に取った方がいいかもしれない。【法規は問題数が少ないので一問当たりの点数ウェイトが大きい】

タイトルとURLをコピーしました