【電験三種】56歳、3年掛けて電験三種合格 ④ どんどん増える参考書

電験三種
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自分の現在のレベルに合う勉強方法の確立の重要性 (方法は後からどんどん修正すればいい)

参考書と相性

電験3種の勉強を始める前に、散々ググって「評判のよさそうな参考書」を入手した。初年度は電気書院の【これだけシリーズ】とオーム社の【2012 電験三種 完全回答】。「過去問」については最新版を買っても、まず去年、一昨年の問題はでない、という事で3年落ちの中古本を買った。海外に住んでいるので本を買うのは海外発送できるアマゾンからだけ。こういった本は中が見れないので諸先輩のブログ+アマゾンレビュー+表紙の雰囲気。全くの【情報弱者】状態。 本が到着し、半年以上ずっとひたすら【これだけシリーズ】を読んでいた、というか【これしかなかった】

3年間お世話になった参考書たち

今から振り返ると【これだけシリーズ】は柔らかそうな外観、イラストとは裏腹に内容はワシのレベルのちょい上の方用やったと思う。勿論これは【これだけシリーズ】が悪いのではなく、当時のワシのレベルに合っていなかった。(と今から思う) あとで他の参考書を手に入れたが随分勉強の進みが変わった。もし可能であるならば勉強の一番最初の頃に出来るだけ沢山の参考書に目を通し【自分のレベルで理解できる参考書】に出会うと、その後の勉強の進捗が違うかもしれない。

当時のワシにはちょっとレベルが高すぎた。。。

【門前の小僧習わぬ経を読む方式】の功罪

初年度はまだ【自分独自の勉強方法】が確立しておらず、右往左往の連続だった。① ある先輩が目次を表紙に貼り付け段落ごとに付箋を貼って、すぐに調べる事が出来るようにする =>準備に時間が掛かる割には、あまり役に立たなかった ②分からないところをコピー、貼り付けしてノートを作る =>分からないところが多すぎてすぐに挫折 ③書けば覚えるのでとにかく分からない事をどんどんノートパッドに書いていった =>時期尚早。分からない事だらけなので全く勉強が進まない 等々。とにかく【全く分からないので何をしても前に進まない】という状況だった。そこでとにかく前に進むためには【門前の小僧習わぬ経を読む方式】、すなわち分からなくても、読んで読んで読みまくる事にした。

2016年4月まではとにかく何度も何度も本を読み、【勉強している】と思っていた。また【だいぶ分かってきた】と思い込んでいた。最初に比べ、「うーん、電力はわりかし行けるかも」など考えだした頃、【そろそろ分かってきたから実地に備えるか】という事で今まで一回もやっていなかった【過去問】に取り掛かりだした。

「げげげっげげっげげっげっげ」。全く、分からへん。いや、まじで分からへん。その昔習った心理学で【再生と再認】を思い出した。うろ覚えでも回答が数例あれば、回答例から正しい回答を見つけられるのが「再認」、全く回答例がないところから「正しい回答」を提示するのが「再生」。電験3種、特に【理論】【機械】そして最近計算式の多い【法規】「再認」では解けない。「しまったああああ!」あと5か月しかないのに間違った方法でやってた。

【理論】【機械】そして最近の計算の多い【法規】は汗をかくしかない。【1000本ノック方式】そして勉強時間の可視化。

もうこうなったらひたすら問題やるしかない。(しかしこの時点ではまだ「電卓をたたく」事はあまりしてなかった)あと試験まで5カ月しかないのにほとんど試験慣れしていないので、ここからどんどん「過去問を解いていって汗をかく」、【1000本ノック方式】しかない。毎日、毎日、オーム社の【電験三種 完全回答】に明け暮れる。勿論時間の可視化 も同時進行。

2018年の試験には10年以上出題されていない問題もありました。過去問バカにできません

最初は問題をやった日付を書いていたが、そのうち履歴も残した方がいいと思い「回答した日付と正解か不正解」を書きだした。しかし結局3年使い余白がなくなってきて「年」を書いてなかったので日付がごちゃごちゃになってしまった。しかし【履歴は必ず残した方が正解率が向上したかどうかわかるようになる】

日付と正誤の履歴は残した方がええですよ

しかし、この勉強方法には決定的な欠点があった。。。。。

まとめ

  • 出来るだけ早めにたくさんの参考書に目を通し、【自分のレベルにあった参考書】を使う。
  • 「覚える勉強」ではなく「試験に合格する勉強」を意識する。
  • 「電力」は覚えるだけでいいが「理論」「機械」「法規」はどんどん問題を「紙に書いて回答する癖」を付ける。「回答を目で眺めるだけ」はやめた方がええですよ。ワシの場合「全く頭に入っていなかった」
  • 汗をかいて覚える。1000本ノック方式
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