【FPへの道】⑦ Graduate Diploma of Financial Planning FIN80022 / LAW60003 / FPC009 2021年12月 無事卒業!!!

FPへの道
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志あれば道あり (ここでは卒業まで弱音・毒吐きます)

実はこの記事は2022年11月に書いている。

2021年10月 Term2終了時に卒業要件の全ての8科目を履修、そしてインターン先探し、2021年12月卒業式、2022年1月 Financial Adviser Professional Yearとして勤務開始、と自分の周辺環境が劇的に変化していき、今まで全くブログを書く余裕がなかった。最近やっと一息つけるようになり、せっかくなのでこのFPの章もちゃんと完了すべく、記事を書いています。

2021年Term 1終了時で5科目終了。あと3科目で卒業!

初年度の2020年のTerm 1。初めてのTermはまずは小手調べという感じで1科目、「LAW60003」しか履修していなかったのに、この科目を「いきなり落としてしまった」。結局このGraduate Diploma コースの2年弱で落としたのは[LAW60003]の1科目だけなので、一番最初に一番難しい科目を履修し、玉砕した。この結果から「あー俺、無理! やっぱり辞めるわ!」と女房に愚痴をこぼしつつ、結局辞めないでTerm2に突入。そして1年後の2021年 Term2 で因縁の[LAW60003]の2回目を履修した。

LAW60003 (Corporations and Contract Law) 総括

講師は前回と同じくJacqui。前回科目を落とされた時は「あのクソ女~!」と思っていた。しかし、前回は英語が下手だし、ちょっと恥ずかしがり屋さんなのでDiscussionには積極的に参加しなかった。今回はExamの採点で少しでもJacquiに良いイメージを持ってもらうように、積極的にDiscussionに投稿を心掛けた。Assignmentの内容は1年前と全く同じだったので、少しは楽できたが、前回落としているので気は抜けない。この科目のGrading は

  • Online test (10%) ー 70点
  • Research Assignment (40%) -2500 words ー 58点(やべえ~)
  • Exam (50%) – 3 hrs, 3 questions ー 54点(やべえ~)

Online testは前回時間が足らず一部回答できなかったんで、今回はとにかく全問回答を心掛けた。前回科目を落とした際のAssignmentは初年度の一番最初のTermだった事もあり、「どういう風にEssayを書けばいいのか分からない」という状態だった。今回は慣れもあり、いろんな所から情報を集め必死でなんとか書き終えたが100点満点で58点。やばかった。。。。 残る一発もののEXAMはたった3問の質問に3時間。3時間でも兎に角時間が足らなかったが何とか乗り切った。54点。これもヤバかった。。。。しつこいだけで頭はフツーなんで超ギリギリでなんとかPASSをゲットできた。(PASSで十分)

これで50点未満だとFAILとなり、科目の再履修代が$3800、更に200時間くらいの再勉強、卒業3か月遅れ。。。。。PASSでも通って良かった。。。一点の積み重ねの大事さは痛いほど分かっています。

FIN80022 (Insurance and Estate Planning) 総括

こちらは講師が前Term FIN80023と同じWayneで、もの凄くやり易かった。履修科目の内容もGradingに影響するけど、やっぱり講師と合う、合わないというのがあるんかな? この科目も積極的にdiscussion に参加、分からない事もバンバン質問しまくった。Wayneは質問に対してのレスポンスも早いので凄くスムーズに勉強ができた。

また余談になるが、この時のAssignment teamのメンバーがワシの事を気に入ってくれ、卒業後半年ほど彼のBusiness の手伝いをする事になった。彼とのBusinessは楽しく、そのまま継続するか悩んだがせっかくFinancial Adviserのコースに入学したので、 やはり初志貫徹でFinancial Adviserの方に進むべく、円満退社となった。

  • Team Research Assignment 1 (30%) – 2500 words ー 87点
  • Team Research Assignment 2 (30%) – 200 words ー 94点
  • Exam – 3 hrs, ー 95点(逆にやべえ~)

上記2科目はSwinburneの科目なので試験結果は2021年9月29日に判明した。卒業できるかどうかの判定は残る1科目の結果待ちとなった。

残る1科目はCross Institition StudyのKAPLAN Institution からのFPC009 (Complex Financial Planning)の結果次第

そして2021年中に卒業できるかどうかはこのKAPLAN FPC009の科目結果に掛かってきた。KAPLANはSwinburneと違い、なんかポータルが使いづらい。Discussion boardもTopicごとに分かれておらず、せっかく情報が有るのに有益な情報を非常に見つけづらい、質問しづらい。このFPC009はEXAMが無くAssignmentのみ。一発勝負のExamよりAssignmentは時間を掛けて何とか出来るので個人的にはこっちが好き。しかし。。。。

  • Assignment 1 (40%) 3000 words ー 52点(劇ヤバイ~)
  • Assignment 2 (60%) 8000 words ー ???

そして、ついに2021年10月19日 結果発表。 この結果で卒業の可否が決まる。

Assignment 1 / 2の総括が54.4%!!!

ヤバかった~。あと5点低かったら、2021年中の卒業は無理でした。たかが5点、されど5点。ホント俺ってついてるかも! PASSで上等!人生いつでも崖っぷち!

Graduate Diploma of Financial Planning 無事卒業しましたああああ!

いろいろと裏でサポートをしてくれた女房に感謝しつつ、一緒にMelbourne Convention and Exhibition Centre (MCEC)にて催行された卒業式に参加しました。卒業式の席は、Under Graduate の若者を抑え、Doctorコースの方々と共に一番前の席でした。ちょうどコロナの時期なので「コロナ感染したら卒業式に参加できない」に怯えつつ、なんとかコロナにも掛からず、無事卒業証書を受け取りました。終了したコースは豪州全土から参加しているオンラインコースなんで、「一緒に卒業」したAssignment 仲間が一人もおらず、ちょっと寂しかったです。卒業式の帰りに女房とイタリアンレストランでお祝いしました。

卒業しましたジイジでもやればなんとかなりますね。

卒業までの総括

約30年前の1994年にもGraduate Diploma in Business Administrationを卒業したが、今と違って当時はもっと大らか、ゆるやかで、提出するAssignmentの冒頭にはいつも「英語は第二外国語です。一生懸命Bestを尽くしました」みたいな言い訳書いていたし、引用のcitationも今のようにネット検索が発達してなかったので、論文パクりまくりとまでは言わないが、plagiarism(論文盗用)にはもう少し寛大だったような気がする。

翻って2022年、テクノロジーの進化でcitationの確認は瞬時に行われ、「何% 他論文に近似」みたいな事がすぐわかり、ワシらのAssignment teamも1科目memberのパクリで懲罰を受けた。

しかし逆に辞書を開けて調べなくても、ネットの辞書はコピペが出来て使いやすいし、翻訳ソフトDEEPLのお陰で3000文字程度の論文作成は本当に簡単になった。DEEPL使う前は200文字書くのに1日掛かっていた時も。。。。

この2年間で感じた事を以下に記載した。誰か同じような苦労している人のお役に少しでも経てばいいな、と思う。

1.Discussionには積極的に参加する事。

せっかく高いお金を払っているので、講師を最大限に活用すべき。また名前を覚えて貰えば採点にも有利になるかもしれないという都市伝説が。。。。

2.Team Assignment

マジでオージー達は立ち上がりが遅く、Assignmentの着手はヘタしたら締め切り直前の事もある。読み書きにめちゃくちゃ時間が掛かるフツーの日本人の場合、直前のAssignment着手は絶対無理、即死。ワシの場合は戦略を立て、Assignment Teamが結成されたら速攻でメンバー打ち合わせを行い、まだ最初の頃はお互い遠慮しているところ、誰がいつ、何をやるかを最初で決めてこちらのペースでTeam運営を進める事にした。また打ち合わせのイニシアチブをとる事により、簡単そうなパート(Introductionなど)を速攻でゲットし、前倒しでちゃっちゃと自分のパートは終わらせて、最終仕上げは仲間に委ねる。この戦略でAssignmentの期日を守りつつ、自分のエネルギー使用を最小化しつつ、他人の力を最大限に利用してなんとか卒業できたと思っている。

3.Individual Assignment

Team Assignmentと同様に、フツーの日本人は読み書きはめちゃくちゃ時間が掛かるので、出来るだけ早めに着手する。あまり褒めた事ではないが、DEEPLで参考文献を英語=>日本語変換し、日本語に自分の考えを入れたり編集したりして、また日本語=>英語に変換すると、それとなく読める文章が出来る。最初にバーとたたき台っぽい文章を作成し、あとは時間が許す限り内容を吟味。真面目にコツコツと3000 words 積み上げて書いていくより、バーと5000 words位書いてから3000 wordsに減らしていく方が精神的に楽だった。卒業に際して女房の次に感謝するのはDEEPLとWEBLIO。テクノロジーのお陰で卒業できました。有難う!

4. Cross Institution / Cross Faculty Study / Pre-requisition Waiverの積極的活用

本来2022年2月に全科目終了する予定が、上記を最大限に活用したので、2021年10月、履修開始から2年弱、5 Termsでコースを修了した。1Termあたりの履修科目が増えるのはキツイが、ワシの場合、2年めで無職になったので、逆に卒業を3か月前倒しできた。上記についての詳細はこれを参照にしてください。知識、情報は力になります。

このコースを振り返って

このTermに費やした時間は合計551時間。2021年6月21日から開始、10月7日完了、108日で平均一日 5.1時間も勉強していた!!!! こりゃあ凄い! 自ら選んだ道だが、相変わらずキツイ人生を送っていた。このコース終了時「もう一生勉強はええわ!」と思っていたがFinancial Adviser Professional Yearは更に仕事と勉強をしている。。。。。人生きつ過ぎる。。。。何故か楽な道を選べない、選んでいない。。。。

  • 2020/2/7 ~ 2020/6/11  1教科  532時間 (科目落とし)ー 4.3時間/日
  • 2020/7/5 ~ 2020/10/7  2教科  494時間 (2科目取得)ー 5.3時間/日
  • 2020/10/17 ~ 2021/2/11 1教科  411時間 (1科目取得)ー 3.5時間/日
  • 2021/2/25 ~ 2021/6/10 2教科  518時間 (2科目取得)ー 4.9時間/日
  • 2021/6/21 ~ 2021/10/7 3 教科 551時間 (3科目取得) ー 5.1時間/日

現在

現在はFinancial Adviser Professional Yearとして頑張って働いています。当初は「数値計算が得意だから」というのもあってFinancial Adviserになろうと思ったが、この仕事の大事な所は「会話力」。関西系なんでシャベリはOKだけど、大事なのは「聞くこと」。まだまだ修行中で若いもんに負けまくっています。

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