出発してからの総日数: 5日 総走行距離: 1,964km (2013年9 月記 @ dengon net)
7月27日 Williams Creek (South Australia) →Coober Pedy (South Australia) 271Km 快晴 テント泊(地下キャンピングサイト)
今回の旅行で3大抑えたいポイントのひとつが、Coober Pedy。オパールの産地として有名だが、暑いため、地面の下に家があって、そこで人々が生活していると聞いていたので、ぜひ今回の旅行で寄ろうと思っていた。今日の走行は約300Km弱なので昼前にはCoober Pedyに到着。
Coober Pedyの街に入る手前、Oodnadatta Trackから舗装道路のStuart Highwayの交差点近くに、Riba’s camping siteというのがあり、看板に「Underground camping site. オパールツアー付き」と書いてある。なんと地下キャンピングサイト! しかもオパールツアー付き。せっかくこんな所まで来たので、どこかの地下ホテルで泊まろうと思っていたので丁度良かった。すぐにチェックイン。早速バイクから荷物を下ろして、地下の防空壕みたいな所にテントを貼り、身軽になったバイクに乗って街を散策。確かに暑い。7月末なので日本の冬のはずなのに暑すぎる。ジャンパーを脱いでTシャツ1枚になって市内散策。地下教会、地下ホテル、地下住居。
街中では、アボリジナルの人々がのんびりとしていて、ビクトリア州ではまず見ない風景。歩いていたらいきなり、
[オパールいらんか? ]
と声を掛けられた。勿論断ったが、よくよく考えたら俺の49年の人生の中で、アボリジナルの人との初めての会話。と言っても [No Thank you] としか言ってないが。
初めてのアボリジナルとの会話、初めての地下テント、地下で反響する誰かのいびき。
ところで、まだ旅に出て4日目なのに銀シャリ(お米)が食いたくて食いたくて仕方がない。街で一軒だけ中華料理屋があったが、夕方から開くみたいなので、それまでプラプラしたが頭は白いご飯の事で一杯。待ちきれず、開店5分前にはレストランに戻り、開店を待つ。ちょっと贅沢してスープまで注文し、腹いっぱい食った。長かろうが短かろうが、やはり米はうまい。
大満足して地下キャンプサイトに戻り、早めに寝た。しかし夜中に何度も目が覚める。なんと誰かのイビキが反響してうるさいのだ。俺もイビキをかくので、あまり文句は言えないが、地下なのでとにかく音が反響しすぎ。地下キャンプサイトは温度的には非常に快適だったが、イビキ騒音が凄かった。でも良い経験をさせてもらった。
続く。。。。。
このエッセイは2013年から2015年に掛けて、メルボルンのフリ―ペーパー【伝言ネット】に掲載されたものに若干、修正、加筆、写真を加えて改めてブログに投稿しています。
伝言ネット ココ==> http://www.dengonnet.net/melbourne/
過去の栄光にすがる訳ではありませんが、非常に楽しい旅だったので、こうして皆さんとシェアしたいと思い、再度掲載しています。楽しんで頂けたら幸いです。